2008年11月17日月曜日

色彩

絣とWarp Paintのコースの続きです。参加者の皆さんは月初にお勉強を始めたので、既に絣経糸を縛ったり、染を終わらせたり、そろそろ織りを始めておられるんですが、私は参加したのも皆より二週間遅れてだったし、綿の糸も染ものんびり注文して、更にのんびりした業者さんがのんびり送ってくれるので、作業自体は今週末に始められたらラッキーかなと思っているところ。

ところが肝心要の色のプランが全く立たず、週末はボケーッとテレビを見ながら水彩色鉛筆と海綿スポンジで遊んでばかり。 尚、Madigan先生のブログはこちらです。ギャラリーの写真は何年拝見してもうっとり。特に2ページ目の鮮やかさ好きです。
ところで繊維の世界ではずいぶん日本語が共通語として使われているのですが、これは日本のものが素晴らしいから当然だろうなあと思っていました。「絞り」、「組みひも」、「刺子」など。ここ数年お料理の世界でもしきりに「うま味」がなんであるか議論が交わされており、「みりん」、「薄口(醤油)」、「パン粉」(日本のものがPankoとして普通のBread crumbsとは別に扱われている)、「味噌」は食材・調味料としてこんな田舎のスーパーにまで出回っているし、写真の世界では「ぼけ(bokeh)」が盛んに使われているそうです。「うま味」は日本文化独特の曖昧さが西洋語に直訳できないのでとてもミステリアスなコンセプトとして受け取られており、「芸者」、「力車」、「腹切り」、「津波」、「台風」が日本を象徴していた時代より進歩しました。

2008年11月15日土曜日

Warp Paint と絣コース

私は色を見るのは大好きなんですが、いざ自分で組み合わせるとなるととても苦手で、染は一・二度試してみただことしかありません。それでもここ二・三年ニュージーランドで買える限られた色だけを使って織るのに飽き飽きしていたので、腹をきめて染に手を出そうと(それでもぐずぐず)考えていました。

最近アメリカのブログで、イギリスのオンライン・ギルドで、知人のオーストラリアの先生がWarp Paintと絣の講座を11月中開催していると読み、これまたぐずぐず、やっと今週参加することにしました。

でも便利な時代ですね。ネット上でイギリスの口座に申込み、アメリカのPayPalで支払いをした上で、イギリスのサイトから資料と写真を引っ張ってきて、「御近所」のオーストラリアの先生とメールでお話をしながら初めての染に挑戦です。

とは言うものの、資料を良質な紙に印刷して、新しいフォールダーに入れ、読んだりメモをとりところまではOK。既定の綿20/2の糸も注文、染料も小切手を送るのみと、ここまではすんなり進んだのですが、さてさて実際自分で絣の色を紙と色鉛筆・水彩で試してみる段になって頭が真っ白。

昨日は一日友達とゆっくりお昼をしたり、イタリアの映画を見に行ったり、なるべく色彩のことを考えないように逃げ回っていました。やれやれ。

2008年11月2日日曜日

なんとか出来たのですが。。。

昨日の朝なんとか展示してきたのですが、なんとなく作品が気に入りません。この頃何をしてもなんとなく気に入らなくて、どうしたら初心に帰れるのか悩んでいます。月曜日にアーチスト・ステートメントともう一枚だけ額を飾って終わりなんですが、作者が乗らなくて、見に来てくださった方が乗るわけないですよね。ぶつぶつ。。。11月中開催です。