2010年4月17日土曜日

ジャングル整備の季節

秋が深まるにつれて庭をきれにしなくてはと気がせいてきます。ネルソンの気候は全く穏やかで、夏は26度だと「熱波」だし、冬もめったに3度以下にはならないのですが、夏は日光が肌に刺すように痛く、雨の降らないからから続きです。それに比べて秋・冬はお日様も心地よく温かいか、ちょっと汗が出る程度ですし、夕方から朝にかけて雨が降ることが多いので、雑草を抜いて肥料をまくのに最適です。

我が家は主人も私もNZ流のガーデナーではないので植物にやさしいネルソンの気候のもとで庭はすぐにジャングルになってしまいます。仕事のし甲斐があると言えばそうなんですが。。。

2010年4月10日土曜日

私の好きなもの

ものを作る方々の中には、(特にニュージーランドでは)、自然からヒントを得てデザイン構想する方が大勢おられます。私はそうではなく、人間、建築、歴史的なモチーフ、他の繊維から織りのヒントを得ることが多いのですが、ただぼーっと見ているのが好きなものもは自然に多々あります。

石ころ



葉っぱ



それから深海魚、でも自分で見に行ったり写真を撮ったことはありません。 鳥の羽、卵、巣。。。でも蜘蛛の巣は嫌いです。

NZ人キルト・アーチストのClare Plug氏は自分の好きな物すべての写真、切り抜き、絵にをスクラップブックに保管しています。石ころとストライプのを見せていただきました。頭が空っぽの時、自分の好きなものばかり集めたノートを眺めるなんて、なんで素敵なことでしょう。私も石、葉っぱ、雲のノートを始めました。

2010年4月9日金曜日

横浜・元町 近沢レース店

昨晩主人が「私書箱にオーストラリアからなんか来ていた」と言ってこの封筒をくれました。なんとSamplingさんからお誕生日プレゼントです。刺繍の大好きな私は小躍りどころではなく、大踊り、大喜び。実は嬉しいのは五枚のハンカチだけではないのです。

ご存知のとおり私は横浜の出身で、しかも元町は母にとっては学生時代の縄張り。小さい時母と二人で元町に行く度に近沢に連れて行ってもらい、神妙にお店に入っては仙頭のハンカチを見て溜息をついていました。母も、お店のご主人も、小さい女の子がこんなに地味なものが大好きなのを不思議そうに見ていましたが、私は仙頭と白いカットワーク以外は記憶にないくらいです。当然大人になったら何枚もの仙頭の持ち主になるだろうと信じて疑いませんでした。

ところがこの25+年間、プレセントに差し上げたことはあるものの、まだ一枚も自分に仙頭を買ったことがありません。しかも最大の原因は、いつ行ってもどれが欲しいか決められないからです。日本に帰るたびに、近沢の支店を目にする度に見てはいるのですが、結局目移りしてしまい、がっかりしながらお店を出てくるのです。

昨晩はある意味とても見慣れた、盛り上がったグレーの文字を眺めながらとても懐かしいひと時を過ごしました。どうもありがとう。

2010年4月5日月曜日

突然ですが。。。

アイロンをしていて、白のTシャツが数枚かなりくたびれているのが気になり、ふと思いついて絞りの練習をすることにしました。

私は染めはほとんどしたことがなく、急に毛糸用の染料についてお勉強するのが面倒くさかったので、Dylonの簡単染めをしたのですが、紺のところがまだらになってしまって大変残念です。

実は染料そをゆすいでいる時点ではもっと良い線を行っていると思ったのですが、最終段階の、洗剤とお湯で洗濯をする段で、お湯がたまって洗剤を溶かしてからシャツを入れたらいいのに、通常の洗濯物同様、シャツを洗濯機に入れてからお湯を出し、洗剤を加えたので、もしかすると不均等に染料を落としてしまったのかもしれません。

染料はまだあったので、もう一度染め直すこともできたのですが、絞りの柄が速く見たかったので、ちょっと惨めな結果になってしまいました。でも古ぼけた白いTシャツまだ3枚残っています。

手袋買い換えて再挑戦します。

2010年4月3日土曜日

なんとも。。。

今日52歳になりました。50になった時に比べてなんともドラマのない数字ですね。

昨今、名前や言葉が出てこなくなり、つい今何をしていたか忘れてしまったり、ほぼ毎週どこかが痛かったりします。

織りに関しては昔よりあせらなくなって、ゆっくり構える様になったのは良いのですが、その代り簡単なものひとつ織るのにもやたらに時間がかかります。2004・05年くらいの織りへの構え方は克明に覚えているのですが、どうも08年からこちらがとても曖昧です。

今年はどういうものを作るのか、これから一年がどういう年になるのか、楽しみなのと同時に毎朝毎晩自分に活を入れなおす毎日です。

これからもよろしく。