昨晩主人が「私書箱にオーストラリアからなんか来ていた」と言ってこの封筒をくれました。なんとSamplingさんからお誕生日プレゼントです。刺繍の大好きな私は小躍りどころではなく、大踊り、大喜び。実は嬉しいのは五枚のハンカチだけではないのです。
ご存知のとおり私は横浜の出身で、しかも元町は母にとっては学生時代の縄張り。小さい時母と二人で元町に行く度に近沢に連れて行ってもらい、神妙にお店に入っては仙頭のハンカチを見て溜息をついていました。母も、お店のご主人も、小さい女の子がこんなに地味なものが大好きなのを不思議そうに見ていましたが、私は仙頭と白いカットワーク以外は記憶にないくらいです。当然大人になったら何枚もの仙頭の持ち主になるだろうと信じて疑いませんでした。
ところがこの25+年間、プレセントに差し上げたことはあるものの、まだ一枚も自分に仙頭を買ったことがありません。しかも最大の原因は、いつ行ってもどれが欲しいか決められないからです。日本に帰るたびに、近沢の支店を目にする度に見てはいるのですが、結局目移りしてしまい、がっかりしながらお店を出てくるのです。
昨晩はある意味とても見慣れた、盛り上がったグレーの文字を眺めながらとても懐かしいひと時を過ごしました。どうもありがとう。
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメント大好きです。ありがとうございます。