以前、昼夜織がSummer &Winterと同じでないと知ったあたりから日本語でブログを書くのをやめてしまったのですが、今回は厳密にいうとSummer &Winterでもないので、これは全く昼夜織ではありません。一般的にSummer &Winterは1-2-1-2で抑えていくのですが、今回は1-2-3-2-1ですので、どなたかのご苗字のついたtied-weaveということです。でもタイトルは簡潔にしたいので、昼夜織の仲間ということにしましょう。
昨年作った紫が、工程も出来上がりもとても気に入ったので、今度は黄色主体で作りたくなりました。昼夜織の類と言っても構造を利用して我儘に通して、我儘に織るだけすが、それでも一応毎回組織の復習をします。縮絨をした実物は、組織図・スクリーンで見るのと大分違う感じに出来上がります。
10年くらいお勉強専用に使っていた綿のサンプル用の経糸も今回でおしまい。20/2の経糸で40EPIと35EPIで試し織り。抑えの糸もパターンと同じ20/2と通常抑えに使う60/2を両方サンプルしました。
今回は両方に20/2を使った部分の裏側がえらく気に入りました。古ーいお屋敷の壁紙のような雰囲気がしませんか。
今まで作ったサンプルを検査して、糸の太さ、密度、柄で一番気に入ったものを選び。。。
日が落ち始めてから通し始めました。最後はかなり暗くなってしまったので明日通しを確認します。
黄色の計画を練っている間、数年前母のカシミア残糸で作った短い縦糸で一本居りました。母も私もあまり使わない茶色を集めて、勝手にカフェオレだのモカだの名前を付けておきましたが、これはどう見ても私の飲む、ほとんどミルクの紅茶です。その日の気分で通した綾です。
ところで日本では綾は基本的に1:2だそうですね。昔、母が「正しい方向、邪道な方向」と指摘したのを思い出します。杉綾なんてどう解釈するのでしょう。
茶の二本目も深く考えずにゆらゆら綾で通し始めましたが、色合いがどう見てもブラック、ミルクとホワイト・チョコです。四角っぽく通し直した方が面白いか思案中です。
今日で地震・津波から10年ですね。クライストチャーチは2月22日でした。ついこの間妹が10年前も大きいのが来る前、太平洋沿岸がゆらゆらしていたと言っていましたが、最近またそんな感じがします。もう一度避難セットなど見直しをしておきます。