プロフィール

こんにちわ。ニュージーランド・ネルソン市でスカーフやショールを織っている中川恵です。
 
私が子供の頃、母はいつも編物、洋裁、刺繍などしながら、「私はいつか編物も刺繍もやめて、手織りをするの」と話していました。だから私は、手織りが悲しくなるほど素敵なものだと思っていました。その母は末っ子が大学に入った60歳寸前に、ついに4枚綜絖の手機を購入、同時に染め・手紬にも精力的に取り組んできました。
 
私は、何の説明も無しに一番最初の経糸を立てるのに強引にボランティア(??)させられて以来、面倒臭さそうだなあと遠くから見るだけ。5年後、ニュージーランドに引越して初めて母が訪ねて来た時、これまた強引にリジッドへドルを手渡され、三か月ほったらかしにした挙句試してみたら、その瞬間から病みつきになりました。

毎日の生活の中で、ラジオで聞いた面白い話、ふと子供のころを思い出す瞬間、懐かしい人たちに思いを寄せる一時など、一枚一枚作品に閉じ込めて織っています。私の作るものを羽織ってくださる方にも、何か良いことを思い浮かべていただければ本望です。

横浜生まれ。
幼少・学生時代を横浜と米国ミネソタ州・アリゾナ州で過ごす。大学では言語学・英国文学専攻。
日本帰国後英会話教師、翻訳・通訳、コンピューター、イベント関連に従事。
1994年よりニュージランド・オークランド市に、1996年よりネルソン市在住。

出展した展覧会
"Beginnings"、ネルソン、ニュージーランド、2012
地元の知人4人と一年半かけてグループ展を開催しました。 
"Bye Bye, Blue Eyes"、ネルソン、ニュージーランド、2008
テキスタイルの小さなショップから個展をしないかと持ちかけられて、二度目の小さな個展をしました。
"Craft 08"、ネルソン、ニュージーランド、2008
"Culturally Routed"、ネルソン、ニュージーランド、2007
"Re:Fine"、ウェリントン&ネルソン、ニュージーランド、2007-08
"Sea, Sand and Sky"、ネルソン、ニュージーランド、2007
私の初めての小さな個展を地元の小さな画廊で行いました。

出席したワークショップ
2011年: Maryanne Stamford (オーストラリア) によるブロック織
2006年: Randall Darwall (アメリカ) による「美しいスカーフをより美しく作る」
2002年: Bonnie Inouye (アメリカ) による多綜絖織
2001年: Kay Faulkner (オーストラリア) によるダブル織