Tuesday, September 18, 2007

「南太平洋」シリーズ

一枚目は、細かい、繊細なタパ。裏はほとんど全面チャコール・グレーです。柄が溶け合うように、かなり荒く洗いました。
二枚目は私にしては珍しく、大胆なはっきりしたなデザインです。裏表の表情が違うのが気に入りました。
ポッサム・メリノ・シルクミックスで、かなり毛足の長い、毛布のようなショールです。
通常は同じ経糸からでも雰囲気の全く違うものを作るのですが、今回はペアでも行けるのも気に入りました。

Sunday, September 16, 2007

Megg Hewlett バッグ

WOW Museumで荷物を落とした後、Megg Hewlettの家に立ち寄りました。以前私のスカーフと彼女のフエルト・バッグを物々交換しようと約束したまま、彼女の家にうかがう暇がなかったのですが、どうしても来週ウェリントンで持ち歩きたかったので、今日電話してみました。

Meggは色彩感覚が抜群で、特に明るい色の使い方がとても上手なのですが、私はやはりあまり色の混ざっていないものがほしいと思っていたら、大好きな紫のがありました。これでも紫・小豆色・ラベンダーなどが五色くらい混ざっています。

彼女のバッグは太いウール糸を編んでフエルト化したものですが、ものすごく頑丈で、以前のアート・エキスポでは、彼女のご愛用のバッグになんと赤レンガを2個入れて、その強さをアピールしていました。また、何年使ってもあまり表面が磨り減ったりせず、見劣りもしないのが特徴です。

Meggとは2008年か2009年に一緒に作品展をしようと、5月くらいから話を進めています。

遂に? やっと?

遂に本日ウェリントン向けの荷物が出て行きました。

彫刻家Grant Palliser氏、彫刻家Tim Wraight氏(顔が少しだけのぞいています、)
大工さんで3DアーチストのSam Laidlaw氏、皆さん今日は力強いボランティア。
もう背の高いものはありませんか。

明日SamとTimでウェリントンまで運搬するそうです。Samが覗いている、
後光の差している魔法の箱(??)の後ろに私の「春巻き」が乗りました。

Saturday, September 15, 2007

ネルソン空港のガラスケース

ここネルソンの空港はとても小さく、2000年くらいまではカフェも日本の駅のホームの売店くらいの規模でした。ここ数年カフェは大きくしたのですが、ニュージーランドの美術工芸のメッカとして知られている割にはそういったものの販売もせず、まさに「駅」のように雑然と人々がいったり来たりする場所です。

そこに数年前地元のArts Marketing(美術工芸の推進団体のようなもの?)が、待合エリアに作者から借りてきた絵画、彫刻などをおき始め、最近は小さなガラスケースにジュエリー、陶芸、ガラスも飾るようになりました。それでも全て「硬いもの」ばかりでしたので、私には関係ないと思っていましたが、7月に声をかけられ、小さいものを数点飾ってもらうことにしました。一応Arts Marketing 経由で作品を買っていただけるはずなんですが、これはおまけみたいなもので、皆さんに見ていただくと言う宣伝が第一目的、地元のアート活動に参加すると言うのが第二の目的です。

10月の末まで、飛行機から降りて来られて右手にあたる小さなガラスケースの一番下の段に、四点ほど置いてあります。

2008年の抱負

父は学校の先生でしたので、お正月には我々三兄弟はその年の抱負と引き換えにお年玉をいただきました。三つ子の魂なんでしょうか、毎年今頃になって、次の年のカレンダーをあれこれ本屋さんで品定めしていると、それとなく抱負の下書きのようなことをしているのに気づきます。今年は殊更来年が待ち遠しいのがどうしてか考えていたのですが、昨日ふと気がつきました

私は2005年には展覧会出展一枚、特別ご注文三枚の他は好きな時に好きなものを織っていました。2006年には展覧会出展一枚、特別ご注文二・三枚、ギャラリー向けのもの数枚以外は、11月に個展の準備を始めるまでは、これまたのんびりしていました。

ところが2007年は年末まで含めてに展覧会五箇所、イベント二件、ご注文5枚、それにギャラリーの注文と、知らないうちにかなり忙しく動き回っていたんです。依頼によっては、展覧会に新しく作品を織る必要のない場合もあったのですが、(できたら織りたかったけど)、それでも「のろのろ流」の私にしては考えられないほど次から次へと織ったことになります。

その上、実際個展で作品をつるしたり、ポスターを作ったり、大きな展覧会に出展参加するためのプロポーザルを書いたり、と、たくさん新しいこともしました。

それで、9月後半に来て、多少魂がやせてきたような気がします。一枚一枚に思い入れをこめる時間がなく、作品が「薄く」見えます。そのせいでしょうか、早く来年になって、のんびり、のろのろ織る時間がほしい昨今です。

ウェリントンに行くまであと5日、その後展覧会はもうひとつだけです。春を味わうのはその後でしょうか。

Thursday, September 13, 2007

Randall Darwall スカーフ

昨年10月に世界中にファンの多い Randall Darwall氏がニュージーランドに見え、30年、40年と手織りを続けておられる先輩達に混じって、私もワークショップに参加してまいりました。類を見ない独特な、色彩本位の織で知られるDarwall氏ですが、そもそも色彩を追及し始めたのが80年代に染色家の志村ふくみさんにお目にかかって、手織りの中で自分らしさをいかに出していくか考えさせらたのがきっかけだったそうです。

一年たっても、ワークショップのことを思い出したり、教室で追ったサンプルを見たり、その時のクラスメートとメールを交わしたりする度にまだわくわくしていますが、彼特有の「Dynamic Proportion」、目が自然に布の上を滑っていくような色彩の使い方は、まだうっとりするだけで、自分の作品には全く反映できません。

「南太平洋」


Re:fineの展覧会のため、「南太平洋」のテーマで数点作ってほしいと依頼され、2ヶ月ほど頭を痛めてやっと作ったシリーズの一点です。南太平洋の島々でよく見る、植物繊維をたたいて作るタパを題材にしました。裏表の雰囲気が全く違うのが気に入り、(実物では本当に違うんです、)オリジナルデザインとしては初めてデザインの再利用をすることにしました。

ところでその実物ですが、メリノ、絹とともにポッサムの毛、(昔毛皮用に飼育された動物です、)が入っていて、とてもふんわりとした仕上がりなのですが、モヘアのようなボアーっと風合いです。ただ、小さいカメラのーオートフォーカスではどうしても焦点が合わず、2台のカメラで三度ほど挑戦しましたが、いまだお店で切るような写真が取れません。ですので今日のところは織の設計図である「ドラフト」でお許しください。

Sunday, September 2, 2007

Re:fine 展覧会

今月末に首都ウエリントンで「Re:fine」というネルソンのアートの展覧会が開催されるのですが、それに出展する作品を選びに金曜日に地元の画家と美術館の方々三名が見えました。遠目で見て面白いもの、海とか南太平洋のイメージのものをご希望でしたので、年初の個展の作品のほとんどと、一枚南太平洋のタパをイメージした新しいものを選んでいかれました。月曜日にプロの写真家にカタログ用の写真を撮ってもらい、2週間後に他の方々の作品と一緒に大型トラックに載せて発送です。

1年ぶりに大小いろいろな「締め切り」から開放されて、久しぶりにほっとしていたら、24時間も待たずに、10月に地元でリオープンするギャラリーの最初の展覧会に参加しないかと誘惑され、早速問い合わせしてしまいました。こういうのを「Glutton for punishment」と言います。