2007年9月15日土曜日

2008年の抱負

父は学校の先生でしたので、お正月には我々三兄弟はその年の抱負と引き換えにお年玉をいただきました。三つ子の魂なんでしょうか、毎年今頃になって、次の年のカレンダーをあれこれ本屋さんで品定めしていると、それとなく抱負の下書きのようなことをしているのに気づきます。今年は殊更来年が待ち遠しいのがどうしてか考えていたのですが、昨日ふと気がつきました

私は2005年には展覧会出展一枚、特別ご注文三枚の他は好きな時に好きなものを織っていました。2006年には展覧会出展一枚、特別ご注文二・三枚、ギャラリー向けのもの数枚以外は、11月に個展の準備を始めるまでは、これまたのんびりしていました。

ところが2007年は年末まで含めてに展覧会五箇所、イベント二件、ご注文5枚、それにギャラリーの注文と、知らないうちにかなり忙しく動き回っていたんです。依頼によっては、展覧会に新しく作品を織る必要のない場合もあったのですが、(できたら織りたかったけど)、それでも「のろのろ流」の私にしては考えられないほど次から次へと織ったことになります。

その上、実際個展で作品をつるしたり、ポスターを作ったり、大きな展覧会に出展参加するためのプロポーザルを書いたり、と、たくさん新しいこともしました。

それで、9月後半に来て、多少魂がやせてきたような気がします。一枚一枚に思い入れをこめる時間がなく、作品が「薄く」見えます。そのせいでしょうか、早く来年になって、のんびり、のろのろ織る時間がほしい昨今です。

ウェリントンに行くまであと5日、その後展覧会はもうひとつだけです。春を味わうのはその後でしょうか。

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