2008年6月14日土曜日

ペッカ・クーシスト

2週間くらい前、日本の桜の映像が見られると聞いて、映画館でオーストラリアのドキュメンタリー「4」を見に行きました。ヴィヴァルディーの「四季」に乗せて4人の若いヴァイオリニスト達が故郷を紹介するものです。

日本の春、オーストラリアの夏、ニューヨークの秋はどれも魅力があるので楽しみにしていましたが、フィンランドの冬は寒そうだなあなんて思っていたんですが、正直度肝を抜かれましたね。ペッカ・クーシストというヴァイオリニストが陶酔としか呼べない姿で北欧の民謡を弾いているのを見て、いろいろな考えが頭をよぎって行くんです。若いって羨ましい。エネルギーが羨ましい。芸術家の家に生れて、早くから自分の人生の仕事を見つけられて羨ましい。私の人生寄り道がなかったらもっと良かったのに、等々。でも一番切実だったのは、私は自分の織にこんなに陶酔できるかしら、陶酔も努力しないとできないのかしら、という点。

この方日本では人気があるのですか?「4」からは日本の方がYouTubeにこれを載せてくださっていました。これはスェーデンの民謡だそうです。私はDownloadは嫌いなのでCDを探したのですが、北欧民謡は「Folk Trip」というのしか見つからなかったのですが、どうもこの曲は入っていないみたい。「4」のDVDと両方買わなくてはいけないのかなあ。



ご堪能ください。