2011年12月27日火曜日

ただいま

一週間前に帰って来て、木曜日にクリスマス・ランチに出かけた以外は暑さ(最高は27度くらいなんですが)と灼熱の太陽のもと、ボーっとしていたら、いつの間にかクリスマスもすぎてしまいました。

日本にいた時は主に母の手伝いをしていたのですが、二人で一緒に糸遊びもしました。これは無媒染で庭のザクロの実で染めたもの。ブークレはカシミア100%で母が準備しました。もう片方は私が準備した細いメリノなのですが、洗い方が悪くまだら。
当初メリノで経糸、カシミアで緯糸で織るつもりでしたが、以前母がやはりザクロで染めた糸やら、それで織ったものを引っ張り出した結果、以前染めたウール(おそらくPolwarth)とカシミアのブークレを交互に入れた経糸と、カシミアだけの緯糸にしました。(色が悪いのですが、一応載せますね。)
空いていた機がリジッド・へドルしかなかったので、60cmの幅をフルに生かして平織に。とても個性のない当たり前のものができましたが、軽く柔らかいので白か水色だったら天使の羽のような感触ですが、Polwarthが「しっかり感」を出しています。この色は下手に使うと汚い感じになりそうですが手持ちの洋服の色に会うので重宝しそうです。
12.5EPI。当初経糸をだいぶだらしなく巻いてしまったので少し長さを犠牲にしましたが、 今回の旅の記念品としては上出来だと思います。
こちらは三年前二人ででたらめ経糸の実験をした後母が自分のために織ったものです。軽くて暖かいだけでなく、何となく私が織るものより厚みのある感触が素敵です。けっぱちょっ。

2011年12月15日木曜日

ミニ作品展

今年最後のレッスンということで、皆さんにお気に入りの作品を持っていただきました。もうじき二年の織暦だそうです。
Eさんのノッティング。
Eさんの着物とおそろいの絹の裂き織。はじめはバッグを作る予定だったそうですが、織りあがってみたらとても切れなかったので壁飾りになさったそうです。
Tさんのノッティング。先生(母)が好きなんだか、皆さんがお好きなんだか、ノッティングが沢山。
Tさんの最新作のタペストリー。実は暗い色の壁にかけたほうがずっと素敵なんです。先回散々皆で討論・実験しました。
Tさんの一番お気に入りのスカーフ。今年忘年会に着ていってから、来年早々恐る恐る洗われるんだそうです。
Yさんのノッティング。母のお奨めの方法で額に入れてもらいました。
そしてYさんの壁掛け。昔母がインドで買ってきた、布を見せるためのハンガー(??)に掛けて。ひどいバックをお許しください。

皆さん今年一年ご苦労様でした。来年もがんばって。

2011年12月14日水曜日

まだ居ます

三週間のはずだった旅行、主人は一週間延ばして先月末に帰国、私はもう少々居ます。その間母の生徒さんたちにもび何回かお目にかかり楽しいお話をすることが出来ました。今日の午後は今年最後のお稽古だそうで、なるべく邪魔をしないように心がけていますが、女が数人集まって、静かに織をしているのに、私が黙っていられるわけがありませんよね。その件は又あとで。

これは今朝の両親です。

2011年10月18日火曜日

おみやげ

ご無沙汰しています。相変わらず腱鞘炎なので、織も庭もいい加減な日々が続きますが、遅い春がやっと居座ってくれて気分はウキウキしています。11月に母の織の生徒さんたちにお目にかかる機会があるかもしれないので、おみやは何にしたらいいか母に聞いたら、二枚綜絖で織れるアイディアとのリクエストがあったので、昨今凝っていた(過去形)ログ・キャビンのサンプルを中心にお見せできるものを集めました。一番右は2/2の綾で、同じEPIの平織との感触の違いを感じていただくのにいいと思います。軽さに雲泥の差があります。
ここしばらく元筑波大学教授の三井秀樹氏の著書を堪能しています。日本・日本人の美意識とか東西の間隔の常識の違いなど興味深い内容が素人向けに解り易く書かれているものが多いのですが、おみやの一部として黄金比と白銀比について調べなおしました。(ここにポストすると、持って帰る紙も数枚減りますし。。。)

西洋でバランスといえば黄金比、つまり1:1.16。実用的なフィボナッチ数(ほぼ黄金比と等しい)を見ると1から順に前の整数を足していけばいいわけですから、1, 1, 2, 3, 5, 8, 13...と続きます。こちらでは飽きるほど話題になり、美術・工芸・エンジニアリング等あらゆる分野で使われているのですが、三井氏によると日本では白銀比も同様に使われるそうで、こちらの方が美意識にピンと来るそうです。白銀比は1:ルート2 または1:1.41、つまり1, 1.41, 2, 2.83, 4, 5.66... という感じに増えていきます。

以前から頼まれている主人の法被、綿で紺を5色使って織ろうと思いますが、幅は均一にして、縦を黄金比を応用して織ると右のように、白銀比を使うと左のようになります。我家では左の方が圧倒的に日本的に見えると盛り上がっていました。

加えて申し上げますと英語で白銀はplatinumですが、英語圏でSilver Ratioと呼ばれているものは実は日本で好まれている白銀比とは違うんですね。詳しくはこちらをご覧ください。

2011年8月30日火曜日

なんだかなぁ。。。

初めてカシミア100%を大きな旗にかけた第一作なんですが、経糸が何ともふわふわなため、いつもよりかなり弱いテンションで織りました。故に緯糸を均等に入れるのがとても難しい。
両端にはドラフトの外側に更に2本づつfloating selvedgeが入っているのですが特に裏側が汚く、何ともぶよぶよした感じ。

スカーフの生地自体がスポンジのように空気を含んでいるのが唯一の救いです。

2011年8月28日日曜日

全く!!

ここの所仕事の調子がよく、いい気分になっていたら左手が腱鞘炎(だと思うのですが)になってしまいました。原因はなんと二か月前に薪を車庫の前から台所の窓の下に動かす作業。なかなか筋肉痛が治らないと思っていたら、二週間くらい前についに親指が動かないではないですか。 五年前にジムの機械で右手が腱鞘炎になった時と同じ症状だったので、なるべく左手を使わないようにしているのですが、手を使わないとほとんど何もできないので、かなりフラストレーションがたまります。
タイピング、お皿洗い、織が特に痛くなるので、先週は既に織ったのもの洗って始末したり。同系色のLog Cabinは見えにくく織りにくく、デザインの面では面白さが足りないのですが、「商品」としてはしっかりした「衣料品」に出来上がります。
明日は、数か月前に発足したテキスタイル・アーチストのグループが我家で集まるので、キッチン・テーブルをリビングに持ち込んで準備。
段ボールは、向こう四つのプロジェクトの緯糸の候補は入っています。
City Lightも出来上がり来週末おとどけです。早く次を織りたいなあ。

2011年8月13日土曜日

織をする人のスカーフ

以前母にハートのスカーフを作ってほしいと頼まれたのですが、私としては何とも幼稚なドラフトが気にいらなかったので、いろいろ考えた末、これに一件落着。一応シャトル、枷(またはボビン)、へドルとリード、抽象化したノット、(または経糸のチェイン)、其れにハートをたくさん入れたつもりです。経糸はチャコール・グレーですが、緯糸はもっと明るく、水色とかのほうがいいかしら。

2011年7月24日日曜日

眠れない冬の夜は。。。

テレビでもつけて、ドラフトでも作って。。。これで日本酒なんてあったら最高なんだけど。。。

2011年5月10日火曜日

なんとか。。。

千代紙の手まりの柄にも見えるのですが、友人の彫刻家のお誕生日スカーフのドラフト、どうにかこれでいけそうです。実は彼2008年11月末に50になったので、そのちょっと前から色々考えていたのですが、なかなか気に入ったものがでできなく、何度か「気に入らなかったから売っちゃった。」と報告だけしました。彼としては半信半疑で待っていたと思います。元となったデザインはこちら。以前から彼の作品は主人と数多く写真に取らせてもらっていましたが、なぜか私はいつも「これは織れる」と思っていたので、長年の「積もり」がかないました。

早く取り掛かりたいな。

2011年4月25日月曜日

昼夜織り (では無いかも知れないもの)& Beyond

このポストは、作者の日本語の織り用語の知識不足の為「和洋折衷」ですが、内容が有益だと思いますのでどうかお許しください。なお不明な点、もっと詳しくお知りになりたい部分、お気軽にコメント下さい。

要はですねぇ、昼夜織りではそうこうを2枚「犠牲」にしてパターンまたはSuplemantaryの緯糸を平織りで抑えていくわけですが、この緯糸を抑える役目を犠牲と見ないで、もっと沢山のそうこうを使い、たとえば綾織りで抑えていくと、パターン・ブロックの移行の上に更に押さえの緯糸(tie)が綾を作り出し、布に種類の違った二種の面白さが出せるということなんです。

私の持っている唯一の日本語の織の教科書、小名木陽一氏編の「現代の織り」には何も出ていないのですが、洋書をお持ちでしたら、Block Weave、特に2-tieではなく3-tie、4-tieのあたりをご覧になると出ているはずです。押さえのそうこうの枚数、押さえの部分の糸の通し方によりDimaiですとかBurgman、Quigleyなどの名前がついてくるのですが、このあたり原則はみな同じです。

組織について、またはBlock Weaveについて詳しく書いてあるものはsingle 3-tied unit weaveとかdouble 2-tied unit weaveなど、固有名詞を使わずそうこうの数で組織を表現しているものが増えてきました。最初のsingleとかdoubleは一つのパターン・ブロックにそうこうが何枚いるか、後のn-tied unitのnの数字は押さえに何枚必要かを表しています。ですから、たとえば昼夜織りは1-3-2-3、1-4-2-4と通しますが、パターン・ブロックには各一枚(3とか4)、押さえに1と2の二枚を必要とするので、single 2-tie unit weaveとなります。ちなみに昼夜織りは英語でSummer&Winterです。

話を元に戻しますと、たとえば以下のような三つのブロックからなるProfile Draftを、、、
昼夜折りにしてみると、そうこうは五枚ですむのですが、かろうじてブロックを見せているだけで、それはそれでいいのですが。。。

それよりも押さえを3枚そうこうの綾織にして、六枚で織るとさも複雑そうなものが織れます。(クリックしていただくと、小さい横長のダイアモンドが見えると思います。)

更に糸の太さ、texture、色合いなどを複雑にしていけば、結構面白いものができると思うんですが、念入りにドラフトを作った後、更に縦横をひっくり返し、経糸をかける時点で面倒くさいこと部分を省いてしまえば、後はシャトル一つで気楽に織れますし、この場合floatが経糸に出るのでスカーフ等のhandに更に効果的かと思います。

ということなんですが、何で興奮しているのかご理解いただけましたでしょうか?

2011年4月7日木曜日

うそ、うそ、うそっ!!

せっかく一生懸命考えてドラフトを直して織ったと思ったのに、今機からおろしたブランケットは大失敗。追っている間にあれだけ何度も確認したのに。。。
その上サンプルを織った時は正しかったのにどういうことですか、これは!!

2011年4月2日土曜日

そのまた次。。。

二月ほど前からこの二色とにらめっこしています。上は男物のスーツを思わせるクールなブルー・ブラウン。下はそれを薄くしたようなブラウン・グレー。お上品に、シックなものができると思うのですが、何せ上が48/1ウール、下が60/2の綿で、簡単にサンプルをするわけに行かないので保留。でも75センチくらいの幅のショールなんていいなあと思っています。

ウールと綿をあわせたものなんてどうなるか予想もできませんが、当方ではかなり混ぜて使っている人が多いので、「何心配してるの?」なんて聞かれる程。縮縮や光沢の違いなど生かして、面白いことができそうなのは確かなんですが、これはしばらくお預け。

Shaft 2があがらないのは今日主人が直してくれたのですが、その直後、なんとインターネットで高校野球が見られることがわかり、1993年以来はじめて一試合見てしまいました。なんという幸せ。何せ、今年は恥ずかしかった横浜高校の近くに住み、妹と四国・池田高校まで参拝に行った高校野球今日の家族出身ですので、明日の誕生日はコンピューターをテレビにつなげて、決勝拝見。仕事は試合の後にでもします。

2011年3月31日木曜日

色・色々

住んでいる所とそこの太陽の具合で好きな色合いが相当変わると思い始めたのは、数年前から一生一番嫌いだったオレンジが好きで好きでたまらなくなってからです。昨日はなんと、恐らく、一生、絶対、マジに使わないと思っていた赤とピンク、オレンジとピンクの組み合わせなどを考え始めました。

一方、今朝は調子よくハートのブランケットに取り掛かったのですが、途中からShaft 2があがらなくなってしまい、試せる限り試したもののまったくだめだったので、これは主人が帰ってくるまでお預け。手持ち無沙汰で、カシミアのログ・キャビンの糸通しも終わらせましたが、これははじめてしまうとブランケットがまたも後回しになりそうなので、我慢、我慢。

2011年3月26日土曜日

次の次の次の次の経糸

綿、各2枚づつ取れるよう、短い5m弱のものを2種。私はこの綿で織るのが大好きなんですが、ギャラリーが置きたがらないので。。。

2011年3月24日木曜日

夕焼け

このブログ上であまりネルソンの話をしていないのですが、我が家が西向きのせいもあって、夕焼けが特にすばらしいところです。これは火曜日の夕方、火事のように雲が燃えていました。主人は空中に幻想の都市があるみたいだと。。。

そろそろ秋本番、今週末に夏時間も終わります。

2011年3月20日日曜日

二重織をしています

といっても構造的に複雑なものではなく、背が低くて腕の短い織手が何とかして幅の広い物を織るダブル幅のあれです。「お客ちゃま」はそろそろ2歳になる女の子なので、赤白のハートにしました。ドラフトはこちら。
機で上の段(広げたときに右半分になる)を下の左の柄で、下の段を右の柄で織ると、広げた時片方(とりあえず表)が左の柄、もう片方(とりあえず裏)が右の柄を見せます。
とりあえず表・裏というのは実は右を表に想定してデザインしたからです。裏から織るのは、下の段を織る時、上の段に使うそうこう八枚全部と下の段の柄を作るのに必要なそうこうが上がるので、下の段を織るときになるべく少ない枚数のそうこうをあげた方が残りの経糸が杼を支えて織りやすいため。

サンプルしたところ、最初に考えていた緯糸(A)がやはり一番かわいかったのですが、十中八苦サンプルした結果私は気が変わるので、珍しいことです。こちらがお客ちゃま用。同じ大きさのものが二枚取れるように経糸を作ったので、二枚目はおそらくBで。こちらは出所不明の、コーンの上では古くて薄汚いグレーのおじいさんっぽい糸なんですが、洗うとちょっとふっくらして、渋い輝きが見え隠れする掘り出し物。ちょっと大人向けかしらなんて願いつつ。。。
ところがサンプル中に数箇所通し間違えを発見。密度が二倍な上、そうこうを16枚使っているため、直すのがしんどいなあ。とくに9-11枚目くらいは見にくいし、なかなか届かないし。ぶつくさ。。。

2011年3月15日火曜日

Kia Kaha, Japan

今回の東北関東大震災、被災者の皆様にお悔やみとお見舞いを申しあげます。また、これからしばらく日本中で物不足、停電と続くことになると思われますが、くれぐれもお力落としの無いように、どうかご自愛くださいませ。

“Kia Kaha” とはニュージーランド・マオリ語で、”Stand Strong"ですとか、"Forever Strong"という意味の言い回しなのですが、つい最近ではクライストチャーチ市を励ますために頻繁に使われています。ローマ字のように「キア・カハ」と読みます。

キア・カハ、日本! 

2011年3月6日日曜日

これはびっくり!

父が年始に東京の下町めぐりをした際にお守りを買ってくれ、贈ってくれました。何度となく眺めては、いいお顔しているなあと思っていたのですが、今日はじめて字を読んでびっくり。

飲食、縁組、勤労、経営、治安、裕福、科学、農耕、と来て、びっくるするじゃありませんか。。。。。

「機織」ですって! まさかと思い、何かほかにも意味があるかとオンラインの辞書を数箇所調べても、「機で布を織ること、またそれをする人」と出てきてびっくりたまげました。

昔は当たり前だったから入っているのかしら。

ちなみに七難側滅、七福即生って書いてあるけど、数が合いませんよねぇ。。。

株式会社サナダ横浜店

小さい時から母にくっついて通っていた手芸店、サナダ横浜店が横浜駅西口再開発の為、今月末で閉店するそうです。去年帰国したときに3度通って絹のミシン糸を沢山買ってきたのが最後になってしまいました。

悲しい!

あまり流行にこびず、基本的なものを豊富に品揃えしていた店で、不景気の時は手芸、洋裁などが流行るはずなので、なおさら残念です。

2011年2月3日木曜日

「色は魔物」???

母がよく言うセリフですが、私はどちらかというと素晴らしい道具(おもちゃ?)のような気がします。たとえば今日の二色。バラバラだと割合個性のあるレンガ色と、素敵な紫。
ところが一緒に経糸にすると、両方が白っぽく禿げた感じ。(光や写真のせいだけではありません。本当、信じて!)

昨日一日、おかしいなあ、いやだなあと思いつつ経糸を通しました。でも理論的にも、前回のLog Cabinでもおもしろい結果が出たので、歯を食いしばって、我慢。実際サンプリングにたどり着くといろいろなアイディアが浮かんできて結構楽しみました。

この写真は多少白いのですが、実際のこれだけオレンジが浮き出てくるところをお見せしようと思って。。。

この両端のコンビは明るいところでみるとぼけたようなつまらない色合わせですが、暗い所でみると長方形が飛び出して出てくるという不思議なもの。

でもこの経糸だと横にも多少オレンジの入っているものがいいかなあ。

8メートルで4-5本小さなスカーフが織れますが、結果的にはたくさん候補が出てきて楽しみです。

2011年1月19日水曜日

新しい年をカシミアで。。。

大変遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。本年もよろしく。

昨年末のカシミア以来色彩、特に「経糸+緯糸=予測していなかった雰囲気の布の色」にぞっこんです。月曜日に赤4-5色の経糸に、レンガ色の緯糸で一本織りました。(機からおろしたばかりなのでまだ「網」の状態です。)
次に何色の緯糸を使うのかなかなか決められず、さらにサンプリング。少し茶の入った暗いバーガンディー、(絹入りなので光沢が加わる、) もう少し茶色いレンガ色などを試してみましたが決まらず、、、

手持ちのカシミア全部取り出して歩いたり、触ったり、唸ったりの末。。。

一番下のグレーで一枚降りました。明度が経糸3色くらいとすごく近いので、赤が吸い込まれていくような不思議な布に織りあがります。