2011年3月20日日曜日

二重織をしています

といっても構造的に複雑なものではなく、背が低くて腕の短い織手が何とかして幅の広い物を織るダブル幅のあれです。「お客ちゃま」はそろそろ2歳になる女の子なので、赤白のハートにしました。ドラフトはこちら。
機で上の段(広げたときに右半分になる)を下の左の柄で、下の段を右の柄で織ると、広げた時片方(とりあえず表)が左の柄、もう片方(とりあえず裏)が右の柄を見せます。
とりあえず表・裏というのは実は右を表に想定してデザインしたからです。裏から織るのは、下の段を織る時、上の段に使うそうこう八枚全部と下の段の柄を作るのに必要なそうこうが上がるので、下の段を織るときになるべく少ない枚数のそうこうをあげた方が残りの経糸が杼を支えて織りやすいため。

サンプルしたところ、最初に考えていた緯糸(A)がやはり一番かわいかったのですが、十中八苦サンプルした結果私は気が変わるので、珍しいことです。こちらがお客ちゃま用。同じ大きさのものが二枚取れるように経糸を作ったので、二枚目はおそらくBで。こちらは出所不明の、コーンの上では古くて薄汚いグレーのおじいさんっぽい糸なんですが、洗うとちょっとふっくらして、渋い輝きが見え隠れする掘り出し物。ちょっと大人向けかしらなんて願いつつ。。。
ところがサンプル中に数箇所通し間違えを発見。密度が二倍な上、そうこうを16枚使っているため、直すのがしんどいなあ。とくに9-11枚目くらいは見にくいし、なかなか届かないし。ぶつくさ。。。

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