2009年11月14日土曜日

桜のブランケット

数年前の2月に冬の大嫌いな母から春を思わせる何かを作ってと頼まれました。喜び勇んで最上級の手織用のメリノを扱っている糸屋さんからピンクのブークレを1キロも買ったら、見本とは大違いでがっかり。淡いピンク、はっきりしたピンクが白い中にポワッ、ボワッと浮いて、少し黄緑が入っている糸を期待していたら、雨雲のような青いグレーがかなり入っていたので、大きなコーンをそのまま何年も放っていたままでした。結局頼まれた「早春の何か」は忘れてしまったんだと思います。

でも来年早々日本の冬に帰るのに備え、母にお土産に大きめな膝掛けを作ることにしました。経糸にも多少ブークレを入れ厚みを持たせ、グレーの量が全体に対して少なくなるように、緑、黄緑、白、ピンクを経糸に入れています。

18EPI程度で杉綾ですが、ダブル織りで多少幅の広い物を織ります。

余談ですが。。。

今日久しぶりに、昔流行った皮の小さな小さなバックパックを使ったのですが、家に帰ってきて鍵だの財布だのを取り出していたら、なんと封筒に入った現金10,000円を発見してしまいました。一緒に入っていた銀行の振込用紙を見ると、どうやら2006年1月に手持ちの日本円をすべてNZドルに換えて銀行に入れようとしたところ、土壇場で気が変わって端数の金額だけ口座に入れ、残りを次の帰国用にとっておいたようです。ちょっと宝くじが当たったような気分です。