このポストは、作者の日本語の織り用語の知識不足の為「和洋折衷」ですが、内容が有益だと思いますのでどうかお許しください。なお不明な点、もっと詳しくお知りになりたい部分、お気軽にコメント下さい。
要はですねぇ、昼夜織りではそうこうを2枚「犠牲」にしてパターンまたはSuplemantaryの緯糸を平織りで抑えていくわけですが、この緯糸を抑える役目を犠牲と見ないで、もっと沢山のそうこうを使い、たとえば綾織りで抑えていくと、パターン・ブロックの移行の上に更に押さえの緯糸(tie)が綾を作り出し、布に種類の違った二種の面白さが出せるということなんです。
私の持っている唯一の日本語の織の教科書、小名木陽一氏編の「現代の織り」には何も出ていないのですが、洋書をお持ちでしたら、Block Weave、特に2-tieではなく3-tie、4-tieのあたりをご覧になると出ているはずです。押さえのそうこうの枚数、押さえの部分の糸の通し方によりDimaiですとかBurgman、Quigleyなどの名前がついてくるのですが、このあたり原則はみな同じです。
組織について、またはBlock Weaveについて詳しく書いてあるものはsingle 3-tied unit weaveとかdouble 2-tied unit weaveなど、固有名詞を使わずそうこうの数で組織を表現しているものが増えてきました。最初のsingleとかdoubleは一つのパターン・ブロックにそうこうが何枚いるか、後のn-tied unitのnの数字は押さえに何枚必要かを表しています。ですから、たとえば昼夜織りは1-3-2-3、1-4-2-4と通しますが、パターン・ブロックには各一枚(3とか4)、押さえに1と2の二枚を必要とするので、single 2-tie unit weaveとなります。ちなみに昼夜織りは英語でSummer&Winterです。
話を元に戻しますと、たとえば以下のような三つのブロックからなるProfile Draftを、、、
昼夜折りにしてみると、そうこうは五枚ですむのですが、かろうじてブロックを見せているだけで、それはそれでいいのですが。。。
それよりも押さえを3枚そうこうの綾織にして、六枚で織るとさも複雑そうなものが織れます。(クリックしていただくと、小さい横長のダイアモンドが見えると思います。)
更に糸の太さ、texture、色合いなどを複雑にしていけば、結構面白いものができると思うんですが、念入りにドラフトを作った後、更に縦横をひっくり返し、経糸をかける時点で面倒くさいこと部分を省いてしまえば、後はシャトル一つで気楽に織れますし、この場合floatが経糸に出るのでスカーフ等のhandに更に効果的かと思います。
ということなんですが、何で興奮しているのかご理解いただけましたでしょうか?
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