私の両親が始めてファックスを買った日、17歳くらいだった弟が最初にこのおもちゃを使って見ると挙手、たまたまその日友達にお金を借りたので、その友達にお札を送信し始めました。弟はお札が見えなくなる直前に突然それを引っ張り出して、「これはなくならないよね。」と自信無さそうに再確認、一同爆笑。それにしても、電話線の反対側でこの友達が、ほぼ同時にお札が2/3に切れた「絵」を見ているという事態、摩訶不思議な気がして一家で感心してしまいました。1990年の話です。
現在両親は三台目のファックスを使っていますが、父は80、機械に強い母もそろそろ米寿で、コンピューターはやりたくないと宣言、数年前から我々三兄弟も「教えてあげる」、「買ってあげる」と言った圧力を控えるようになりました。ただ、母は外国の、特に織関係の情報は、URLを送って来てはプリントしてくれとか、メールして問い合わせてくれとか、使わなくてもテクノロジーには精通しています。
さて、2007年に早送り。
たとえば私が機の上でお馬鹿な間違えをして、どうしようもなくなっているとします。その様子を写真やビデオにとって、文字や音声と共にここでご紹介して、皆さんのお助けを乞うとしますよね。そうすると地球の何処にいらしても、ほぼ瞬時に皆さんはそれをご覧になれる、そして場合によっては、コメントやEメールを使って、言葉、リンク、写真、ビデオなどによって処方箋を送って下される。中には、恐らく一生お目にかからないだろうけど、かなり親しくなってしまうお友達もできる。
うぅーん、凄いものです。摩訶不思議です。長年水色の薄っぺらいエアメールで家族と「文通」していた私にとってはとてもありがたいテクノロジーです。
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