脳みそスランプは珍しいことではないのですが、熱波も手伝って、これほど持続して織に興味が出ず、脳の皺がなくなってしまったような状態が続くのは初めてかもしれません。でも、来週の月曜日に「六点程度」出展しなくてはいけないので、今日は老体に鞭打って作業をしました。
私は通常、最初に頭の中に次に作るものが見えてきて、それを順々に解体して糸だの織柄だのを決めて行くのですが、ここ暫く雑誌を見ても何も浮かばず、織の本もだめ、糸を見てもだめ、服地が面白いゆえにとってある服を見ても全く何も見えてこないので、時間切れになってはと思い、理詰めの作戦に出ました。
今年の夏は熱波が続き、又、展覧会の開かれる2月は一番暑い頃なので、綿。
本来なら2/60で織りたいところですが、時間が無いので2/20。これは前回30EPIで織りました。会場は広く、天井が高く、暗いので、作品はスポットライト攻めになること確実、だから、いつもならこの材料で6インチ幅のスカーフを織るところ、少し離れていても見えるように8インチ幅。経糸に艶のある黄を使えば織柄が光って見えるでしょう。
糸通しは簡単に、いつもあまり使わないポイント。
16枚を30EPIでポイントで通すと、8インチ幅を織るには経糸は241本、柄は8リピート。両側にフローティングを2本づつ足して245本、ただし後でフローティングは緯糸と共にしてもよし。8メートルもあれば3・4本取れるでしょう。
というわけで、とりあえず経糸だけ計ってしまいました。これからコンピューターであれこれ柄を考えるか、もしかしたらさっさと機を準備してデザインは明日にするかも知れません。
やれやれ。
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