Saturday, November 15, 2014

ドラフト入門 1.背景

2011年に書いたポスト4件を見直して再投稿しています。80過ぎて織を教え始めた母と、わざわざ来てくださる皆さんのために書き始めたのですが、私は日本語の織用語は知らないし、英語の織の本もまともに読まないので、全くおかしな日本語です。間違い等ご指摘・ご教示ください。

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織のドラフト(draft)というのは、織の設計図です。英語圏では割合最近までデザイナー・織手・著者・先生が好き勝手に図解していました。インターネットの発達・格安航空券などにより、織の世界でアマチュア・アート・クラフト作家のレベルでまで急速に国際交流が進み、ドラフト及び織に関するボキャブラリーの統一が自然発生的に進んできました。(ボキャブラリーについてはいまだ企業とアマチュア・小規模の作家の間、英米間、地域間で多少違いがあります。)

私は95年頃から織の情報収集を始めたのでこれ以降のことしか知らないのですが、その間以下を経験しました。

1)手織りをする女性たちがキルト、刺繍愛好者などとともにインターネット上で会話を始め、1995年には既にMajordomoでアメリカ、カナダ、イギリ ス、スコットランド、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、及び英語圏外も含めて200名近い(もっと?)参加者が毎日織りについての情報交換をしていました。インターネット上の会話は一般的にMicrosoft Windows 95の出現を機に、アメリカ以外の英語圏でも米語化に拍車が掛かり、織の会話もネット上絶対多数のアメリカ人に合わせて訳さないと話が通じないという場面もあり、自然米語化が進んだという記憶があります。ただし、 いまだにアメリカ内でも完璧に統一されているわけではないようです。

2)1990年代以来、特にアメリカ・カナダで、コンピュータ制御の家庭用の機が普及し始めるにつれ、コンピューターでドラフトを作るのが流行り始めました。ドラフトを作るソフトはいろいろありますが、異なるプログラム間でドラフトを交換出来るように共通語のWIFというファイル形態がいち早く導入され、ほとんどのソフトは独自のファイルとWIFが使えます。ちなみに2000年あたりから自家用ジャガードも出回っているようで、これがどう影響するのでしょう。

3)1980~90年代アメリカでいまだに織の本の出版を続けているコロラド州のInterweave社が絶版になった織の本を復刻したり、スウェーデンの本の英語版を出版したりと出版の世界も織の米語化が進みました。ただ、これは90年代が最盛期だったようで、Interweaveは最近は織の本はあまり出さないだけでなく、自社のものも絶版が増えています。織の自費出版は以前からかなりあったようですが、コンピュータ・インターネットの発達により出版は固より宣伝販売も著者ができますし、その本もデジタル・ダウンロードが増加、瞬時に手に入るのも嬉しい、絶版となった本をデジタル化して載せるウェブサイトが増えているのもありがたい、そして最近はヨーロッパの織の本の情報も即入ってくるのも感謝感激です。

では、具体的にドラフトを見ていきましょう。

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