Saturday, November 15, 2014

ドラフト入門 2.解説

もっと簡潔にドラフトを説明したものがネット上どこかに存在するはずですが、とりあえずご説明いたします。

4枚綜絖で、平織を織る場合、(もちろん2枚だけ使って織ることもできるわけですが)、たとえば下記のように織ることができます。共通して経糸は赤、緯糸は緑を使いました。

足踏機(Floor loom又はfoot loom)用のドラフト 
足踏機の場合、Tie-up planと呼ばれる、四つの構成要素からなるドラフトを使います。

Aは綜絖通し、経糸の通し方です。一般的に機の手前、織り手にいちばん近い綜絖枠(shaftあるいはharness)から綜絖枠1、次が2、更に3、4とし、ドラフトでは最下段から綜絖枠1、2、3、最上段が綜絖枠4です。このドラフトでは布の右端から一本目の糸を綜絖枠4、二本目を3、三本目を2、四本目を1の綜絖(heddle)に通します。

Bはタイアップ(tie-up)、踏板(treadle)と綜絖枠の関係を表します。縦に一番左(内側)の行が踏板1、次が2、更に3、4を示しますが、実際機の一番左の踏板を1としなくてはいけないわけではありません。踏板を歩くといって、左右の足で交互に踏むのが体に良いとされていますので、機の中央にある踏板二本を1と2と名付けて織られると良いでしょう。又、機によって選ばれた綜絖枠が上がる機と下がる機がありますが、私の機は上がりますので、このドラフトでは踏板1を踏むと綜絖枠1と3が上がります。

Cは踏順(treadling)、タイアップと同じく左(内側)から踏板1、2、3、4を示し、通常上から織ります。このドラフトでは踏板2、踏板1、と順に踏んでいきます。

Dは組織図、A, B, Cによって布の組織が決まり、その結果作られる布の組織、経糸と緯糸の関係を表しています。組織図の最上段を見ますと、踏板2によって綜絖枠2と4が上がり、この二枚の綜絖枠に通されている経糸、(右から一本目、三本目等々)は上がり、その部分は赤い経糸、これ以外の綜絖枠、1と3に通されている経糸、(右から二本目、四本目等々)は下がったままなので、緑の緯糸が見みえます。布の裏は反対の色が見えます。

卓上機(Table loom)用のドラフト
卓上機は綜絖枠を直接持ち上げますから、Dの踏順(正確に言うと持ち上げ順)に各段で持ち上げる綜絖枠が記されています。Lift planと呼ばれるドラフトです。Dの左(内側)から綜絖枠1、次が2、更に3、4ですので、このドラフトでは最初(最上)の段では綜絖枠2と4を上げます。C組織図の最上段を見ますと、綜絖枠2と4に通されている経糸、(右から一本目、三本目等々)は上がり、その部分 は赤い経糸、これ以外の綜絖枠、1と3に通されている経糸、(右から二本目、四本目等々)は下がったままなので、緑の緯糸が見みえます。

はい、深呼吸。

綾(Twill) ドラフト
ここまでご理解いただけたら、次の綾(twill)のドラフトも読んでいただけるかと思いますが、いかがですか?

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