Saturday, December 12, 2020

遠回りのヘレボラス

今日はとても遠回りをして辿り着いた作品のお話。日本でクリスマスローズと呼ばれている花は白いヘレボラス・ニゲラ。私は20年ほど紫や濃いピンクの一重咲きを育てているのですが、5年前ある不眠症の夜思い立ってこんな組織図を作りました。紫、ピンク、それに少し緑を入れて、綿で大きなものを織りたいと思いました。
数か月後、何とも気分の乗らないある日、ヘレボラスとは全く関係なくただ元気な色を集めて経糸を立てました。
3年後メリノの経糸に似合う組織図を考えていたのですが、散々考えた挙句面白いものが何もできなかったので、いっそのことヘレボラスを作っちゃえーとばかり。。。左のは自分で言うのもなんですが、メリノ・モヘアの艶のある横糸で何ともシックに仕上がりました。右は日本の絹ブークレで素晴らしく昔風の「重さ」がありますが、打ち込みが均一でないのが気にいらず、今日もリビングの隅にかけてあります。
昼夜織はいつも小さな卓上機で、組織図もプランも何もなく好き勝手に織りますが、気分を変えてコンピューター・ドビーで大きなものを織ろうと、昨年の初めに元気色と金に近い黄色を合わせて試織を始めました。絶対に面白いものができるはずだと信じて、2メートル以上試織を続けました。でもどうしてもさえなかったので、さっさと通しなおしてヘレボラスを初めて綿で織りました。
これをオンラインショップに載せようとしてはたと気が付いたのは、黄色やオレンジではヘレボラスとは呼べない。内心芥子だなあと思いつつFacebookで友人達に聞いてみたら、「どう見てもカリフォルニア・ポピー」とのこと。しめしめ。
ただし、最初に「辿り着いた」と書きましたが、ヘレボラス色の経糸はいまだに作っていないので、最初の計画を全うするにはまだ少々時間がかかるかと思います。

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