2008年4月4日金曜日

デザイン教室

3月15・16日にデザイン教室に行ってまいりました。面白いことをさせられるんです。直接スカーフやショールには繋がらないことばかりなんですが。日本語でうまく説明できるかな。

会場はMarlboroughのガールスカウトの本部。去年のハロウィーンの飾りもそのまま。

先生はオークランドで織をしながらデザインを教えるAlison Frances。今回は「風景」を題材に、各自前もって写真、絵、コメントなどを集めるところから始まりました。

第一日目は半日くらい身近なものをデッサン。午後は各自集めた資料から一枚絵あるいは写真を選び、それをいろいろなメディア(水彩絵具、アクリル、クレヨン、鉛筆・色鉛筆、染料、コラージュ、他)を使って再現するのですが、忠実に「絵」を再現するのではなく、材質の個性を生かして、題材の本質(??)を再現するのだそうです。あまり深く考えず、さっさと沢山実験するのが課題。

二日目は前日沢山作った実験材料を、今度は少し時間をかけて、切ったり張ったり、重ねたり取り除いたり、更に上から色や形を足していって、題材を表現するのが課題。ただ忠実に元の「絵」を作り上げるのではなく、あくまでも題材の本質をメディアの性質を最大限利用して多様に表現するのだそうです。やれやれ。

40代から70代まで14人、幼稚園に帰った気分で、「無心」を目指して「作品」作りに挑戦。数人絵も描く人達がいたようですが、「絵は全くダメ」というグループの方が楽しんでいたかもしれません。最後に一人づつ説明発表をしました。

私にとって、結果を想定しないで無心になってなにかをするというのは至難の業なんですが、とにかく先生を信用して、いろいろ試してみたら、思いがけずとても楽しい経験ができただけでなく、いつもと全く違った雰囲気の、とても即興的な「作品」(??)ができました。

私の題材はちょっと説明しにくいのですが、「心の中からみる外の風景」です。

これは、切り絵、張り絵、クレヨン、水彩絵具、ペン、染料、薄紙、糊、それにくっついてしまった新聞紙などが五重六重に重なっていて、更に薄紙を所々破って剝しました。

さて、フエルトやタペストリーを作る人たちにはこれは参考になっても、スカーフやショールにはどうやって使うのかまだ決めていませんが、期せずして出来上がった「作品」なので、現在のテレビの前の床に置いて毎日眺めています。

もう一枚は心情の変化を時間を追って表現したものです。これもインド・インクをいろいろな硬さの紙で作った筆で模様をいろいろ作り、これを千切ってA2の画用紙に張って、さらに明るい部分、暗い部分を水彩、クレヨン、染料、ペン、毛糸などを使って陰影(??)をつけたのですが、A2のままですとどうしても時間を追う感じが出なかったのでさらに不均等な太さに切って、長方形にしました。


「無心」って、後のことも考えず他人の目も気にせず、何とも容易・単純・素直に、その瞬間を満喫させてくれるんだなと思いました。

織は経糸を計算して、縮絨を計算して、組織を計画して、計算をしてから経糸を通してと、準備が大切ですから、特に計画の好きな私には「思いがけない」要素の入り込む隙間が全くありません。でも用意周到なだけな織を続けたら、あまり訴えるもののない、綺麗なだけなきれ(布)しか作れないのでは、なんていう話を仲間としながら、どうしたら解放感から生まれるアイディアを織に取り入れられるかなんて、各々考えながら手を動かしていたんだと思います。

だから次の課題は、一連の幼稚園の展覧会みたいな資料をどう生かすか、ということです。

2008年4月3日木曜日

やれやれ

南の大学都市Dunedinにテキスタイルの学会に行ってまいりました。なんていうとすごい話に聞こえますが、この小さな学会は4年前から半ば冷やかしに、半ばお勉強しに傍聴に行っているんです。月曜の夜に帰ってきて以来風邪気味だったので、軽く家事をする程度で仕事は怠けていたのですが、今朝はものすごい頭痛に目がさめ、目はかすんで見え、呼吸困難に近い大風邪になってしまいました。ということで、本来今日はちょっといろいろ楽しいことをしようなんてたくらんでいたのですが、頭痛薬を飲んで、布団で読書かなあ。

そうそう、今日で50になりました。横浜の両親も77と80ですが、年齢相応に元気に暮らしています。旦那様も元気です。妹の家族も弟の家族も達者です。よって、よい誕生日です。皆さん、ありがとう。

2008年3月21日金曜日

盗まれちゃったそうです!

クラフト展をしているギャラリーから月曜日に連絡があり、いちばん左の綿のスカーフが前の土曜日に盗まれたと聞きました。ギャラリーの保険と照らし合わせてスカーフがあまりに安価だったので、保険金が下りないとのこと、つまり私には「ごめんなさい」で終わりのようです。ギャラリーは早速警察と連絡を取り、スカーフの写真を転送してくれたり、監視カメラの設置などを手配したそうですが、戻ってくる当てはないですね。

どういうわけか私はこの一件、何とも可笑しくて、苦笑いはしているものの怒る気になれないんです。また新しい経験。

2008年3月13日木曜日

ボケ

明日新しい眼鏡を取ってきます。世界がもう少し鮮明に見えるようになると良いのですが。

今週末

今週末は愛する旦那様を家に残してBlenheimでデザイン講座に出席です。これは去年から楽しみにしていたので、準備万端、順風満帆です。

ところが月曜の夜は月例のMarlborough Weaversのミーティングで、4月の予定だった私の番が繰り上げることになり、私は延泊、旦那様は月曜に半休してPCに繋げるプロジェクターを持ってBlenheimに来てくださることになりました。あはは、姉さん女房は強い!でも初めは二人でBlenheim行って彼はのんびり週末を過ごす心算だったので、私はしばし平身低頭のつ・も・り。彼の職場では誕生日に本人がケーキを持って行くのが習慣なので、今年は張り切るぞう!

ミーティングでは2006年10月に行ったRandall Darwallのワークショップの内容紹介ですが、何せ17ヵ月前の話なので先週末は古いノートや織ったサンプルを持ち出して、一生懸命思い出しながらPowerPointのスライドショーを作りました。

ものの見方

絵を描かれる方は違った見方で世界を見ると聞きますが、私は絵は落書きからして全くダメです。でも、少なくとも身の回りをじっくり見る癖をつけようと、ここ6年くらい一人で時間をかけて海岸や植物園を歩きまわっていますが、なんとなく何をどう見ていいのかわからない時があります。写真は瞬時に取れるので、面白い被写体を探すのには時間をかけますが、撮るのはあっという間で、やはり絵を描くために観察するのとは違う気がします。またフィルムのカメラを持ち出してみようかしら。

でもデジタル写真は別の楽しみ方もあり、やっと少し遊び慣れてきました。これは夕焼け時に風紋がくっきり見えたのが面白くて撮ったものです。元の写真は色が飛んでしまって白黒に近いものでしたが、「露出の自動調整」をクリックしたら突然あずき色が飛び出してきました。玉虫に見えるのが気に入っています。

今週は正直言ってあまり面白くない赤ちゃんのブランケットの準備をしています。この方から御注文いただくのは二度目なので、もっと張り切って仕事したいところなんですが、組織が杉綾で、幅がショールの倍くらい広いので、創作というより労働の雰囲気です。ぶつぶつ。

2008年2月26日火曜日

贈り物

ようやく秋口に入り、なんとなく日差しが優しくなってきました。朝晩は海風山風ががすごいのですが、それでも玄関などを開けておくと時々誰から贈り物を置いて行ってくれます。

今朝は小さな枝が舞い込んできたと思って拾ったら、誰かさんの翼でした。

エクアドルの手仕事

先日野外コンサートに行った時、入口にたどり着くまでの30分、少し前に並んでおられた方のショールに見とれていました。

ボディーは鮮やかな青い赤の、細いけど差ほど柔らかくなさそうなウールの杉綾でしたが、裾(??)が化繊のコードで素晴らしい模様に細工されていました。入場してから早速写真を撮らせていただいたところ、確かエクアドルのものだと思うと教えてくださいました。うっとり。

2008年2月8日金曜日

シリーズ:黄色

のんびり糸を通した後、通し間違えを直して、昨日の午後やっとサンプル織が終わりました。経糸だけで見ているとターメリックの黄色なんですが、緯糸と混ぜると華やかさが残る程度の、(手前味噌ですが)、いい感じに仕上がりました。

色と光沢のコンビが気に入って、この経糸で展覧会用に三枚織ったら、全く同じ経糸を整経して、今のに繋いで後四枚織ろうかなんて考えています。普段は飽きてしまうので絶対こんなことしないのですが。

そうこう言っている間に展覧会の招待状が来てしまいました。別件でギャラリーに電話をしたら「いずれにせよ、月曜日の午後に持ってくるんでしょ?」と確認、やっぱり期限ぎりぎりで知られてきたのかしら。それにしてもサニー・ネルソンのクラフト展、もう少し明るい感じの招待状にできなかったのかしら。

2008年2月4日月曜日

そして、フィレンツェ

去年9月のリファインで売れた「パゥワ」と先週Redで売れたカシミアと、これまで2枚私が織ったものがスコットランドに行ったのは聞いていたのですが、知人で画家のKathy Reillyが先日手紙をくれて、何と私の織ったカシミアのスカーフが年末年始をフィレンツェで過したと知らせてくれました。

嬉しいやら、スカーフが羨ましいやら、次回は私を連れてって!!